『あなたの「しんどい」をほぐす本』お布団のような、優しい言葉たち

☆とにかくつらいとき

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ぴえこ
ぴえこ

こんにちは! ぴえこと申します

突然ですが、メンタルケアの情報収集って、皆さんなさいますか?

気持ちを楽にするために本を読んだりSNSを眺めたりしていても、

それができたら苦労しないんだよ!!!

って、思っちゃうときって正直ありませんか?

ぴえこ
ぴえこ

私はよく思っちゃいます

そんなあなたにはこちらの書籍がお勧めです。

あなたの「しんどい」をほぐす本

消費HPレベル

おすすめ度

こんな人におすすめ
  • 自分のことが嫌いな人
  • 優しく寄り添ってくれる言葉が欲しい人
  • 毎日頑張っていて、癒しが欲しい人

著者紹介

この本の著者、Poche(ポッシュ)さんは、

精神科クリニックに併設されているカウンセリングルームで

10年以上勤務後、独立された心理カウンセラーさんです。

現在は、SNSの発信や、メールでのカウンセリング等を中心にご活躍されています。

ぴえこ
ぴえこ

ちなみに私は、Pocheさんの書籍や発信が好きすぎて、

この「メールカウンセリング」を申し込んだことがあります

イラストはもくもくちゃん(敬称略)というイラストレーターさんが描かれています。

もくもくちゃんのイラストも、SNSで人気ですよね。

優しくてかわいくて、私も大好きです。

概要

この本はとにかく「優しい」のが特徴です。

4ページごとにテーマがわかれており、

困りごとに対するPocheさんの言葉が、たったの3ページにまとめられています。

4ページ目にはもくもくちゃんのイラストがあり、それを眺めるだけでも癒されます。

Pocheさん自身も、「はじめに」の項目でこう書かれています。

この本では、「頑張らずに読めること」を大切にしています。

「読み始めたら最後まで読まなくちゃ」なんて思わないで大丈夫。

(中略)読み方も自由です。

テーマごとに内容が完結しているので、「最初から読まなきゃ」なんて思わず

気になるところから読んでみてください。

(中略)「本を読む元気もない」時は、左手に本を持ち、

右手でパラパラページをめくってみてください。

ページの左側に描かれた”もくもくちゃん”のかわいいイラストと、

私からあなたへのメッセージで、疲れた心をいたわってあげましょう。

――KADOKAWA Poche/もくもくちゃん『あなたの「しんどい」をほぐす本』4ページより

最初から読まなくていい、

最後まで読まなくてもいい、

なんなら文字を読むことすらしなくてもいい。

自分で選んでいい。

なんて優しい本なんでしょうか。

UnsplashKhadeeja Yasserが撮影した写真

心に響いた個所

たくさんのテーマがあり、どれも非常に参考になるのですが、

私が特に心に響いたのは、

「できる=やらなきゃ」じゃないと知ろう

の項目です。

「できる=やらなきゃ」じゃないと知ろう

私は昔から、良かれと思って仕事を巻き取る癖がありました。

特に学生の時。

部活動で役職についていたので、

「これ、やっておこうか?」

「これはどこまで出来たの? 私もやるよ」

と、色々な人に声をかけて回っていました。

今振り返ってみれば、当時の私はいつもキャパオーバー気味。

疲れ切ってしまったり、時には「なんでみんなやらないの?」とイライラしていました。

UnsplashRuth Caronが撮影した写真

周りを助けるため、と言いつつ、どんどんと不満がたまっていたのです。

今更「やらない」のも罪悪感があるし……、と考えているうちに、

「やらないと気が済まない」性格になってしまっていました。

ぴえこ
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そして、

「自分のために他人を助けるなんて、私はとんだ偽善者だ」

と自己否定してました(考えすぎ)

あなたばかりに負担がかかっていると気づいたら、いったんストップ。

「やらなきゃ」「やるべき」「やってあげたい」はすべてお休みしましょう。

――KADOKAWA Poche/もくもくちゃん『あなたの「しんどい」をほぐす本』60ページより

本書によれば、

「やらない」ことへの罪悪感は、悪いことをしているのではなく、

「まだ慣れていないだけ」だから出てくるもの。

これまでたくさん「やってきた」証拠なのだそうです。

これから少しずつ、「やらない」ことに慣れていけばよいのです。

「やらない」コツ

とはいえ、一切「やらない」、「気にしない」というのも難しいものです。

そこで、本書ではこのようなアドバイスがされています。

一番いいのは、「気づいてもやらない日」をつくること。

「今日は気づいてもやらない」とあらかじめ決めておくことで、

やろうかどうか悩むことがなくなりますよ。

――KADOKAWA Poche/もくもくちゃん『あなたの「しんどい」をほぐす本』62ページより

これ、やってみると、意外と自分が頑張らなくても回るんですよね。

最初はそれがちょっとショックだったり……。

しかし、裏を返せば、それだけ「頑張っている自分」に依存しているということ。

頑張らない自分でも、他人の態度は案外変わらなかったりします。

頑張っている自分も、頑張らない自分も、両方大切にしたいものです。

UnsplashMaria Lupanが撮影した写真

私の場合は、それでも「やらない」のが難しかったので(特に家事)、

最近は「おサボり宣言」するようにしてます。

ぴえこ
ぴえこ

いつも頑張りすぎてつぶれるので、今日の私はサボります!!!

こう言い始めてからは、パートナーが「それ、やりすぎじゃない?」と

私が疲れる前に止めてくれるようになりました。

「やらない」をやってみる。周りの人に素直に頼る。

本書を読んでから、ガチガチだった性格が段々と緩んでいるのを感じています。

ぴえこ的感想

この本を通読して私が感じたのは、

「自分の気持ちや、自分自身を大切にしよう」

というメッセージです。

すべてのテーマの根底に、このメッセージがあると感じました。

自分ファーストで生きていい

もちろん、「自分が嫌い」「自分を大切になんかできない」と感じる方も多いと思います。

しかし、この書籍では、そうした気持ちもすべてあたたかく包み込んでくれます。

Pocheさんの文章は、誰も傷つけないように、すごく心を配って書いてあります。

この本では、あなたを責めるようなことは一切書いてありません。

読み終わると、タイトル通り「しんどい」がほぐれているのを感じます。

たとえどんな自分でも、この本にかえってくれば大丈夫。

そう思わせてくれる、あたたかいお布団のような本です。

UnsplashLauren Kayが撮影した写真

こんな人におすすめ

この本は、本当に限界なときでも読める稀有な本であると個人的には思います。

目次を見て気になるところから読んでもよし、

もくもくちゃんのイラストだけながめてもよし、

もちろん最初から読んでもよし。

文章も易しくて、どんな状態のときでも読めます。

ちょっとでも気になったら、ぜひ読んでみてほしいです。

まとめ

Pocheさんの『あなたの「しんどい」をほぐす本』は、とにかく優しくてあたたかな本です。

もくもくちゃんのイラストも、かわいらしくて癒されます。

ぜひぜひご一読ください。

あなたの「しんどい」が、きっと少し楽になるはずです。

以上、ぴえこでした。

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