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こんにちは! 当ブログ執筆者のぴえこです。
『チーズはどこへ消えた?』
ビジネス書のベストセラーとして、本屋さんで見かけた方も多いと思います。
しかし、この本はビジネス分野にとどまらず、
人生そのものにヒントをくれる名著なのです。
当ブログではうつ病患者の執筆者の視点から、
あえて「ビジネス」ではなく、
「人生」にこの本が何を与えてくれるか、ご紹介します。
チーズはどこへ消えた?
あらすじ
本書のメインは、「チーズはどこへ消えた?」という物語です。
構成としては、以下のようになっています。
- かつてのクラスメートたちのクラス会
- 物語「チーズはどこへ消えた?」
- 物語を聞いたクラスメートたちのディスカッション
クラス会での様子は、物語を現実に落とし込むためのヒントがたくさんつまっています。
以下では、「2.物語」のあらすじを軽くご紹介します。
2匹のネズミと2人の小人
昔、ある遠い国に、2匹のネズミと2人の小人が住んでいました。
ネズミの名前は「スニッフ」と「スカリー」。
小人の名前は「ヘム」と「ホー」です。
彼らは迷路の中で、それぞれ食料であるチーズを探し回っていました。
そして、ついに大量にチーズがある
「チーズ・ステーションC」という場所を見つけました。
チーズ・ステーションC
それからは毎朝、ネズミも小人も急いでチーズ・ステーションCに向かいました。
しかし、しばらくすると、小人たちはこの状況に慣れていきました。
一方で、スニッフとスカリーの2匹の日課は変わりません。
毎朝チーズ・ステーションCにつくと、
前日と変わったことがないか調べてからチーズをかじりました。
チーズが消えた
そんな日々がかなり続いた、ある日の朝。
なんと、突然チーズが消えていたのです!
ネズミたちと小人たちは、ここからいったいどうするのでしょうか。
心に響いた箇所
「チーズはどこへ消えた?」は心に響く箇所ばかりです。
特に、尻込みするヘムをおいて、ホーが再びチーズを探しにいく場面からは
すべての文章にヒントがつまっています。
その中から1つご紹介します。
変化はつねに起きる
以前は、チーズをもっていかれてしまうなんて間違っている、
変化は間違っていると思っていた。
いまは、予期していようといまいと、つねに変化が起きるのは自然なことだとわかった。
変化に驚くのは、予期したり期待したりしていないからだ。
――扶桑社 スペンサー・ジョンソン『チーズはどこへ消えた?』48ページより
チーズは、仕事、家庭、恋愛、友情……、
人によって、何にでも言い換えられると思います。
たとえば、恋人と別れてしまったとき。
つい恋人を責めたり、いったい自分の何が悪かったのかと分析したくなったり
大きく落ち込んで、もう二度と恋愛はしたくないと感じたりします。
しかし、変化はつねに起きるのです。
もしかしたら恋人は、以前からあなたに
直してほしいところを繰り返し言っていたかもしれません。
あるいは最近の恋人の言動に、なにか変化があったかもしれません。
変化に敏感になること、今あるものを当たり前と思い込まないことによって、
少なくとも自分の言動や感情には、何か変化が訪れるはずです。
ぴえこ的感想
今はどん底で、周りに何も見えなくても
行動し始めることができれば、必ず何かある。
『チーズはどこへ消えた?』はそう教えてくれます。
どん底にいると思っていたけど
私はこの本を、うつになってしばらくしてから読みました。
私、この先どうなっちゃうんだろう……
当時は将来への不安で胸がいっぱいでした。
しかし、この本では何度もこう書かれています。
- チーズは必ず持っていかれる
- 新しいチーズは常にどこかにある
これを読んで、私は現在置かれている状況を
少しシンプルに捉えなおすことができたのです。
「私は今、目の前にチーズがないだけなんだ」と。
しんどいけど、なっちゃったもんはしょうがねえか
きちんと休んで動き始めれば、今までと違う場所に必ず何かある。
このように、本書を読んでからは、自分の可能性を信じられるようになりました。
こんな人におすすめ
やりたいことがあるけど、一歩踏み出せない人、
また、今何かを失って絶望している人にもおすすめです。
自分の抱えている課題が一気にシンプルになり、
行動する勇気がもてるようになります。
少しでも気になっている方はぜひ読んでみてください!
おすすめできない人
一方で、現在進行形でとてもしんどい思いをしている人にはおすすめできません。
この本を読むと行動したくなるからです。
辛い時に読むと、自己否定に陥ってしまうかもしれません。
しんどい時は、行動よりも先に休息が必要です。
行動できない自分、停滞している自分を責めてしまいそうな状態なら、
自分のためにもう少し休んでから読むのがおすすめです!
私のように
「今の環境にはチーズがないだけなんだな」と軽く思える状態まで回復したら、
読んでも大丈夫かと思います。
分量が少なく、物語仕立てになっているので、
読破難易度自体は低いと思います
まとめ
『チーズはどこへ消えた?』は、変化に対する勇気をくれる名著です。
ビジネスシーンだけでなく、いろいろな分野に応用できる金言がたくさんつまっています。
気になっている方、ぜひぜひ読んでいただきたいです!
以上、ぴえこでした。
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